心筋梗塞が再発する条件とは？

心筋梗塞が再発する条件とは、やはり生活習慣などが大きく影響する場合が多いです。普段の食生活や睡眠時間、運動やストレスなどあらゆる人体への負荷が、心筋梗塞の再発に影響するのです。
できるだけ防ぎたいものですが、途中で薬の服用を止めてしまう人も少なくありません。
しっかりと医者に言われた通りに過ごすことが重要であり、再発を防ぐ方法でもあるのです。
ちなみに、心筋梗塞を再発してしまうと死亡率も50％まで上がってしまうのだとか。
それでは、治療をした意味もなければ、今までの時間やお金も無駄になってしまいます。
再発防止に向けてできるだけ、食生活も意識しつつ、健康な生活が遅れるように努めることも重要です。

経済的なリスクも考えた心筋梗塞の再発予防方法とは

経済的なリスクを含めて考えた、心筋梗塞の再発予防方法について説明していきます。

薬の服用を止めてしまう

ただ薬を飲むだけでも、長く続けば億劫になってしまうかもしれません。ただし自己判断で勝手に服薬を中断してしまうと、症状が進行して急性心筋梗塞を引き起こすリスクが高くなります。そのため、服薬は一生続けなければなりません。特に血圧やコレステロール、血栓予防を目的とした抗凝固剤は、内服を中止することで症状が急激に悪化することがあるため注意が必要です。

出典：心筋梗塞の再発にそなえた現実的な予防と対策～考えよう、お金のこと～

患者の中には勝手に自己判断で薬をやめてしまう方も少なくありません。薬は心筋梗塞を起こした方にとっては命と同じものです。やめてしまったら、いつ再発するかわかりません。薬代は節約ができるかもしれませんが、命は無駄になってしまい病院代や葬儀代などあらゆるお金がかかるリスクもあるので、絶対にやめましょう。

心筋梗塞の治療費用

かかった医療費総額約213万円うち、自己負担額約11万円 (高額療養費が適用されたあとの金額)

出典：こんなにかかる！生活習慣病の医療費

患者は56歳ということでまだまだ働き盛りであることもあって、この程度の金額で済ませることができましたが、年齢や状態によっては自己負担がもっと多くなる可能性もあったでしょう。先進医療は自己負担となるので、ひどい場合は治療費が跳ね上がることもあります。再発した場合に普通の生活が送れなかったときは、経済的なリスクはさらに重くなるでしょう。

マルチスキャンC T検査は必要か？

CT検査を行って血管があまり狭くなっていないからと言って心筋梗塞を起こさないという保証は全くありません。またCTは高価な検査であり、放射線の被ばく量は高く、また投与される造影剤が稀にアレルギー反応をおこすこともあります。CT検査にはプラス面ばかりでなく、マイナス面もある訳です。

出典：日本心臓財団

マルチスキャンC Tを毎年定期的に受けることで、心臓の詳しい状況がわかるということですが、再発予防につながるとはいえません。何も見つからない場合でも、再発の可能性は否定できないので、できれば先生の言いつけを守って生活習慣を整えることのほうが重要です。また、C Tスキャンも安くはないので、経済リスクでも身体的リスクでも大きいでしょう。薬を飲んで食事を整えたほうがよっぽど安く済ませられます。

心筋梗塞の再発はとても怖い

心筋梗塞の再発はほとんどの方が亡くなったり、寝たきりなど以前のようには戻れないと言われています。
それだけとても怖い病気なので、一度治療してもらったぐらいであぐらをかいてしまうのはよくありません。
服薬を続けるのはもちろん、もっと生活習慣を整えられるように努力することも意識した生活を送るようにしましょう。